平安365
先生たちは幸せ?「誇りはあるのに、人には勧めない…」教員の約6割が抱える“矛盾”が生まれるワケ_我的网站

A | 東京スカイツリーではエレベーターの緊急停止の影響で、3連休最終日の23日は臨時休業に。原因はまだ分かっておらず、24日も終日休業が決まりました。 精神的な不調で休む教員が過去最多を更新し続けているというニュースを、保護者のかたも目にされたかもしれません。

B | 「先生たちは大丈夫なのか」と心配してくださる方もいると思います。連休最終日の23日は、全国的に気温が上昇。南よりの強い風も吹き、関東地方には「春一番」が吹きました。
正直なところ、現場は楽ではありません。ただ、「不幸せだ」と言い切るのも違うのです。

C | 今日は、教員の働き方に関する調査データをもとに、担任が感じている「本当のところ」をお伝えします。
教員の職業生活調査。都心の最高気温は22.9℃。5月上旬並みの暖かさです。

D | 「めちゃくちゃ暑いので半袖。自己成長や貢献で幸せを感じる一方、過重労働が不幸せの主因となっている実態がある。

E | 息子も半袖です。

F | 待ち遠しいですね、夏が」 東京・青梅では25.1℃を観測。
出典:パーソル総合研究所「教員の職業生活に関する定量調査」
精神疾患による教員の休職者が過去最多の1.3万人超。深刻な人手不足と過重労働の悪循環がある。まだ2月ですが、今年初の夏日になりました。各地の観光地は大賑わい。

G |
出典:東洋経済オンライン「「メンタル不調で休職」が1.3万人、深刻な職業」
「誇りはある」というのは本心です
パーソル総合研究所が行った調査に、興味深い結果があります。教員の「はたらく幸せ実感」は、全国の一般的な正社員よりもやや高かったのです。

H | そして、「はたらく不幸せ実感」は逆に低い。

I |
これは、私自身の実感とも重なります。しかし、全国的に有名なあの観光スポットでは人気がなくなっていました。日々の仕事の中で、子どもたちの成長に立ち会えること、「先生、わかった!」という表情を見られること。これは、他の仕事ではなかなか得られないものだと思います。調査でも、教員の約6割が「教員であることに誇りを感じている」と答えています。東京・墨田区にある「東京スカイツリー」。
特に、「新たな学び」「仲間とのつながり」「誰かの役に立っている実感」という3つの要素が、一般の正社員より高いという結果が出ています。高さ634メートル、ギネス世界記録にも認定された世界一高いタワーですが、23日は人影がまばらです。この仕事には、確かに他の職業にはないやりがいがあるのです。スタッフが運んできた看板には「臨時休業」の文字。チケットを予約した人はガッカリです。
それでも「勧めたくない」という矛盾
けれど、同じ調査の中に、胸が痛くなる結果もあります。「教員という職業を近しい人に勧めたいか」という問いに対して、小中学校の教員の約6割が「そう思わない」と答えているのです。

J | 「1か月くらい前から」 「みんなで予定合わせて」 「来てみて、さっき(休業に)気づいて」 「どうしよう…」 「代わりにどこ行こうか」 「レストランはOKだから…」 展望台の入場料金は返金されますが、子ども達は諦めがつきません。「残念です。
誇りはある。でも、人には勧められない。この矛盾した感覚は、現場を知る教員なら多くの人がうなずくのではないでしょうか。

K | (Q.どのくらい楽しみだった)1から10でいうと100くらい」 「めっちゃ楽しみにしてました。すぐ直してほしい。原因ははっきりしています。残念です」 臨時休業の原因はエレベーターの総点検。

L | 過重労働です。総点検の原因は22日、エレベーターが緊急停止したことです。通報 「エレベーター内に人が閉じ込められている」 エレベーターが止まったのは、22日夜8時20分ごろ。
文部科学省の調査では、2024年度に精神的な不調で1か月以上休んだ教員は1万3310人で、過去最多でした。当時、定員40人のエレベーターには男性7人、女性13人のあわせて20人が乗っていて このうち2人は女の子だったといいます。この状況でエレベーターは緊急停止。しかも連絡用のインターフォンはなぜか繋がらず、乗客は電話で警察とやり取りしたということです。

M | 乗客たちはおよそ5時間、午前1時半すぎまでこの状態のままでした。在職者に占める割合は1.44%。このあと、ようやく救助方法が決まりますが、その内容は…。記者 「いま、停止したエレベーターから隣のエレベーターに客を移すということで、情報が入ってきました」 救助方法は、隣のエレベーターを横づけして、エレベーターの間に“橋”をわたすというもの。民間企業の平均0.5%と比べると、約3倍の高さです。午前1時45分ごろ、救助隊が止まった方のエレベーターに移り、乗客は横幅40センチの橋を歩いて脱出することになりました。

N | 地面からの高さはおよそ30メートル。

o | エレベーター同士の距離は1.5メートルあったということです。乗客全員が救出されたのは発生から5時間半経ち、日付も変わった23日の午前2時ごろ。

p | 体調不良の人はおらず、全員タクシーで自宅やホテルに戻ったということです。エレベーターが止まった影響はこれだけではなく、22日はスカイツリーの展望台まで上がっていたおよそ1200人も一時、地上に戻れなくなりました。行政への報告書作成や保護者対応、部活動の顧問など、教壇に立つ以外の業務が重くのしかかっています。
しかも、休む先生が出ても代わりの人員がなかなか見つからない。全員が避難できた時、時刻は午後10時半を過ぎていたと言います。当時 展望台にいた人 「(エレベーターが)1、2時間くらいずっと動かなくて、展望台にずっといた。残った教員で無理やり回すことになり、その中からまた不調者が出る。売り切れになっちゃってて、飲み物がずっとない状況でした」 東京スカイツリーの運営会社は。

q | この悪循環が、多くの学校で起きています。東京スカイツリータウン 大和雅幸 広報事務局長 「大変な思いをおかけしてしまったことを心からお詫びを申し上げたい」 東京スカイツリーでは過去にも2回、エレベーターが客を乗せたまま緊急停止しています。2015年には扉を閉めるボタンのセンサーが故障。2017年に起きたトラブルについては今も原因不明です。
若手の先生が、一番苦しんでいる
年代別に見ると、精神的な不調で休む割合が最も高いのは20代です。

r | 東京スカイツリーは23日に続き、24日も休業。在職者に占める割合は2.21%に達しており、50代以上の約2倍です。

s | また、休職した時点でその学校に勤務して3年未満という人が6割を超えています。
この数字は、現場にいると肌で感じます。経験の浅いうちに、授業準備や保護者対応、学級経営を一人で抱え込み、相談する相手も見つからないまま追い詰められていく。

t | そして、結果的に「もう無理だ」となってしまう。近くで見ていると、本当につらいです。運営会社は今回の緊急停止の原因だけでなく、過去のトラブルとの関連についても調べています。
そして、その若手を支える側の教頭や副校長も、実は余裕がありません。

u | 保護者対応やトラブルの仲裁が集中し、業務範囲も不明確なまま、教員の中で最も多忙なポジションになっています。

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さいごに
先生たちは、子どもの成長に立ち会えることに喜びを感じています。それは、いまも変わりません。ただ、そのやりがいだけに頼って、負担を置き去りにし続ければ、いずれ無理が来ます。そして、先生が倒れれば、その影響を受けるのは子どもたちです。
「誇りはあるけれど、人には勧められない」
この矛盾を少しでも解消していくためには、学校や行政の努力だけでなく、保護者の理解も必要です。先生が元気でいられることが、子どもたちにとっても、一番良い教育環境だと感じています。
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Published on:11:00:27